聖名と御宝血を崇めます。
「だから、明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である。」
(マタイ福音書6章34節[新共同訳])
「時は金なり」という言葉がありますが、何事も「お金が全て」なら寂しく思います。
ある人が、職場へ車で向かう途中、踏切に差し掛かった時、警告灯が点滅し始め、列車の接近を知らせました。その人の前を走っていた2台の車は、遮断機が下りる前に通り抜けようとスピードを上げました。その人も「行ってしまおうか」と誘惑にかられましたが、そうしませんでした。でも来た列車はわずか二両編成で、通過に1分も掛からず、列車より先に行った2台の車に次の信号で追い着きました。
その時、その人は「私達は、たった数分を節約するために、命や体の危険を冒してまでも、なぜいつもこんなにも急いでいるのか。確かに、踏切で何台もの列車が通るために30分以上も車が止まっているのを見たことがあり、『何とか列車が来る前に通り抜けたい』と思う気持ちは理解できる。でも、それは一体どれほどの代償を払うことになるのか。イエス様は『明日のことまで思い悩むな。
明日のことは明日自らが思い悩む』と言われる。思い悩んでも私たちの命が延びることはない。忍耐することは、もしかすると命を守ることに繋がるかな。私達は落ち着いて待ち、一つ一つの瞬間を味わいながら生きることが出来るのだ。」と思ったそうです。
時を惜しみ、忙しくすることに価値を見出す現代の私達ですが、「神のなされることは皆その時にかなって美しい」(伝道の書3章11節)とあります。「その時」を待つ忍耐には、豊かな祝福が備わります。神様を信じることは、待つことです。
2026年5月17日 山手教会牧師 竹内紹一郎
2026年5月17日

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