聖名と御宝血を崇めます。
「どんなことにも感謝しなさい。これこそ、キリスト・イエスにおいて、神があなたがたに望んでおられることです。」
(Ⅰテサロニケ書5章18節[新共同訳])
ある男性は、朝でありながら、夏の茹(う)だるような暑さの中、道を歩いていました。
心の中には数々の心配ごと(財産の争い、家庭の問題、将来への不安)がぐるぐると渦巻いていました。問題は彼の上にのしかかり、一歩踏み出すごとに終わりのない苦しみを感じていたのでした。
ちょうどその時でした。彼は、がらくたを積んだ手押し車を押す年配の男の人に気づきました。その人のぼろぼろの服や風雨にさらされた肌は、困難な人生を物語っていました。しかし、暑さと明らかな貧困にもかかわらず、彼は喜びをもって主なる神様を賛美していたのでした。男性は彼の手押し車に書かれている「神は愛です」(Ⅰヨハネ4章16節[新共同訳])という言葉を見ました。そのような困難な状況にいる人が「神は愛です」と宣言するのを見て、彼は心を打たれました。
その人は彼に貴重な教訓を教えてくれました。その人は信仰と信頼の力の生きた証しでした。それは、心配事と恐れに取りつかれている男性とは、まったく対照的でした。その人の姿は、神様の愛が決して尽きることがないことを彼に力強く思い起こさせて、「私がしなければならなかったことは、その神様の愛を感じ、信頼し、そして、その導きに身を委ねることだった」と確信させました。
愛と憐みに満ちた神様は、どんな状況にあっても、私達と共にいて下さいます。ですから、自分に都合が悪い事でも、そこに愛の神様の御心が隠されています。「神は愛です」と信じてまいりましょう。
2026年3月29日 山手教会牧師 竹内紹一郎
2026年3月29日

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