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2024年3月3日聖書朗読箇所(使徒行伝28章1節~10節)
28:1わたしたちが、こうして救われてからわかったが、これはマルタと呼ばれる島であった。 28:2土地の人々は、わたしたちに並々ならぬ親切をあらわしてくれた。すなわち、降りしきる雨や寒さをしのぐために、火をたいてわたしたち一同をねぎらってくれたのである。 28:3そのとき、パウロはひとかかえの柴をたばねて火にくべたところ、熱気のためにまむしが出てきて、彼の手にかみついた。 28:4土地の人々は、この生きものがパウロの手からぶら下がっているのを見て、互に言った、「この人は、きっと人殺しに違いない。海からはのがれたが、ディケーの神様が彼を生かしてはおかないのだ」。 28:5ところがパウロは、まむしを火の中に振り落して、なんの害も被らなかった。 28:6彼らは、彼が間もなくはれ上がるか、あるいは、たちまち倒れて死ぬだろうと、様子をうかがっていた。しかし、長い間うかがっていても、彼の身になんの変ったことも起らないのを見て、彼らは考えを変えて、「この人は神様だ」と言い出した。
28:7さて、その場所の近くに、島の首長、ポプリオという人の所有地があった。彼は、そこにわたしたちを招待して、三日のあいだ親切にもてなしてくれた。 28:8たまたま、ポプリオの父が赤痢をわずらい、高熱で床についていた。そこでパウロは、その人のところにはいって行って祈り、手を彼の上においていやしてやった。 28:9このことがあってから、ほかに病気をしている島の人たちが、ぞくぞくとやってきて、みないやされた。 28:10彼らはわたしたちを非常に尊敬し、出帆の時には、必要な品々を持ってきてくれた。